婚姻制度

甲斐性のない亭主に愛想を尽かして、別の男性になびいていく女性は文学作品のテーマになっていますが、これは遺伝子レベルでも十分に説明できることなのです。一般に哺乳動物では、単一の配偶者と長期間にわたって一夫一妻の関係を維持するケースはひじょうにまれです。しかし、なかには例外もいて、たとえばキツネのように繁殖シーズンだけつがいになり、メスが出産して子ギッネを育てるまでの間、「夫」であるオスギッネはメスギッネと子ギッネの待つ巣穴にかいがいしくエサを運んできます。キツネ以外ではコマドリもやはり一夫一妻制です。とくに生まれたばかりのヒナは哺乳動物の子どもに比べてひじょうに無力です。しかも、メスは外敵からヒナを守らなければならないので、エサをとりにいくことができません.そのため、子供が巣離れするまで、オスは一生懸命子育てに協力します。生まれたばかりの赤ん坊も鳥のヒナと同じで、絶えず授乳したり、排泄の始末をしてやらなければなりません。一夫一婦制であれば、こうした関係がうまくいくわけです。つまり、子供を自分の遮伝子のコピーだと思っている度合いが強いメスが子育てをして、オスがエサをとってくるほうが、遺伝子のサバイバルという点においては都合がいいのです。あなたはここで→出会った人に対して、自分の理想を演じずに本当の自分をぶっちゃけられますか?もう一つ、婚姻制度には私有財産制が大きく関わっています。先にも述べたように、女性の場合は子供に自分のDNAが確実に伝わっているのがわかりますが、男性にはその保証がどこにもありません。

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