結婚できる優位個体

南太平洋のトンガ王国など、かつては太っていることが国王の資格のようにみなされていたようですが、最近では、国王自身がダイエットを始めたりしています。自分を作り過ぎずにで、素敵なパートナーを見つけよう。これも国際社会における価値観の変化に対応したものでしょう。社会が急激に変化すると支配者の要件さえ変化するわけです。先進国のアメリカではl日本でもだんだんそうなりつつありますがl、色が黒くて痩せていることが権力者、経営者など、社会の上層に属することのシンボルになっていますが、これはアウトドアのスポーツのために時間をさけることを象徴しています。アウトドアスポーツに時間を使うことができるということは、その人の経済的余裕を象徴しているわけです。そうなれば当然、人々は、スリムで色が黒くて、できれば筋肉が発達している優位個体になろうと意識することになります。かといって、アメリカ人のすべてがスポーツをしたり、ダイエットしたりして、スリムで日焼けした自分になることを望んでいるのかといえば、けっしてそうではないようです。アメリカのどこかの都市に行けばすぐに気づくことですが、日本に比べて、太っている人のなんと多いことでしょうか。たる左手に、ポップコーンを詰め込んだ樽のような紙コップをもち、右手にまるで松明(たいまつ) のようなソフトクリーム持って歩いている大人はけっしてめずらしくありません。

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